『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、1995年に放送され社会現象にもなった大ヒットTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のリメイクとして制作されたアニメ映画シリーズです。2007年に『序』、2009年に『破』、そして2012年には『Q』がそれぞれ公開されています。
『序』が公開された当初は、テレビシリーズのリビルド(再構築)を2007年~2008年の間で行う予定でした。しかし2作目である『破』の制作中に、リビルドは無理だと発覚。急遽方針転換し、オリジナルストーリーを描くことになりました。
このような経緯のため、新劇場版の1作目『序』はテレビ版の内容と重なる内容ですが、2作目『破』の結末は全く異なるものになっています。
さらに3作目『Q』では『破』のラストから14年後が描かれており、完全オリジナルストーリーが楽しめる作品です。
そして、新劇場版完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開が待たれています(2020年12月現在では、2021年1月23日公開予定です)。
なお、TVアニメ版は1995年10月~1996年3月の間に放送されました。しかし最後の2話があまりに難解で議論を呼ぶ展開だったことから、1997年に2本の劇場版が公開されることに。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』と題された2本の映画は、旧劇場版と呼ばれています。
まず、TVアニメ版では「エヴァンゲリオン」の表記だったものが、新劇場版では「ヱヴァンゲリヲン」の表記に変わっています。そして次回作では『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』と再び元の表記に。制作側の意図について、ファンの間では様々な考察がなされています。
また、新劇場版『破』からは大きくストーリーが変化。惣流・アスカ・ラングレーの名前が式波・アスカ・ラングレーに代わり、TVアニメ版よりも人間関係に、より重点を置いて制作されました。
そして新劇場版『Q』ではさらに雰囲気が一変し、世界を変えて眠り続けていた碇シンジは14年後の世界や周囲の冷たい態度に困惑します。そして渚カヲルと共に、ロンギヌスの槍とカシウスの槍の2本を使って新たに世界を作り変えようとするのです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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